つれづれ映画日記・読書日記

日々の映画鑑賞や読書の感想を綴っています

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秘密 THE TOP SECRET

死者の記憶映像 * * * * * * * * * * 死者の記憶を映像化し、犯罪捜査を行う科学警察研究所、法医第9研究室、通称第9。 そこで捜査にあたる人々の物語。 転勤したての捜査官・青木(岡田将生)が赴任したその日、 家族惨殺事件で死刑となった男の…

「颶風の王」川﨑秋子

北の地、人と馬の末裔 颶風の王河崎 秋子KADOKAWA/角川書店 * * * * * * * * * * 馬も人も、生き続けている――。 東北と北海道を舞台に、 馬とかかわる数奇な運命を持つ家族の、 明治から平成まで6世代の歩みを描いた感動巨編。 酪農家でもある新…

エイリアン:コヴェナント

人の心を持たないアンドロイドが、未知の生物と出会ったがゆえに・・・ * * * * * * * * * * さて、先に「プロメテウス」で予習もしたところで、 いよいよ「エイリアン:コヴェナント」。 2104年。 惑星オリガエ6へ向かう入植船コヴェナント号。 2…

プロメテウス

コヴェナントを見る前に是非 * * * * * * * * * * 本作は、最新作「エイリアン:コヴェナント」を見るなら 「プロメテウス」を見ておいたほうがいいと聞いたので、慌てて見ました。 近未来。 地球上の古代の遺跡から、人類の起源にかかわる重大な…

「長いお別れ」中島京子

10年をかけたお別れ・・・ 長いお別れ中島 京子文藝春秋 * * * * * * * * * * 帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。 妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする―。 認知症の父と家族のあたたかくて、切ない十年の日々。 …

「アイヌ歳時記 二風谷のくらしと心」萱野茂

アイヌの文化を学ぶ アイヌ歳時記: 二風谷のくらしと心 (ちくま学芸文庫)萱野 茂筑摩書房 * * * * * * * * * * アイヌ文化とはなにか、 彼らはどのようなくらしを営み、どんな世界観をもっていたのか。 本書では、史上初のアイヌ出身国会議員であ…

種まく旅人 夢のつぎ木

地域全体を皆で * * * * * * * * * * 「種まく旅人」第一次産業に従事する人々を描くシリーズの第3弾にして最新作。 実は本作の斎藤工さんが見たくて、ここまで見てきました(^_^;) 今回の舞台は岡山県赤磐市。 市役所に勤める傍ら実家の桃畑の世話…

三度目の殺人

「三度目」の意味 * * * * * * * * * * 殺人の前科がある男、三隅(役所広司)の弁護を引き受けた重盛(福山雅治)。 三隅は、解雇された工場の社長を殺害し死体に火をつけた容疑で、 本人も犯行を自供しています。 このままだと死刑判決の可能性…

「名探偵傑作短編集 火村英生編」有栖川有栖

火村とアリスのやり取りは好きだけれど、論理は苦手・・・ 名探偵傑作短篇集 火村英生篇 (講談社文庫)有栖川 有栖講談社 * * * * * * * * * * 臨床犯罪学者・火村英生と助手・有栖川有栖のコンビが、 美しく謎を解く、多彩な事件を散りばめた短篇…

種まく旅人 くにうみの郷

豊かな山と海は互いを育み合う * * * * * * * * * * 「種まく旅人」第一次産業に従事する人々を描くシリーズの第2弾。 アメリカ帰りの農林水産省の官僚・神野恵子(栗山千明)が、 地域調査官として淡路島を訪れます。 なるほど、シリーズの概要が…

ダンケルク

危機一髪の臨場感 * * * * * * * * * * クリストファー・ノーラン監督の、初の実話をもとに描く戦争映画。 1940年5月、英仏連合軍は フランス北部ダンケルクでドイツ軍に追い詰められてしまいます。 背面は海。 40万の兵士が残り3方をドイツ軍に取…

「物語の向こうに時代が見える」川本三郎

時代の影をひたむきに生きる人々・・・そんな本たち 物語の向こうに時代が見える川本 三郎春秋社 * * * * * * * * * * いつの日も、ひたむきに生きる人がいる。 戦時下、戦後混乱期、高度成長期、そして現代。 時代の陰影を描いた文学は、なにを語…

種まく旅人 みのりの茶

第一次産業に従事する人々のシリーズ * * * * * * * * * * 第一次産業に従事する人々をテーマに描く 「種まく旅人」シリーズの第一作。 大分県臼杵市が舞台です。 農林水産省の役人大宮金次郎(陣内孝則)は、 全国各地の農家を回り、作業を手伝い…

「セプテンバー・ラプソディ」サラ・パレツキー

ユダヤ人の末裔の物語 セプテンバー・ラプソディ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Sara Paretsky,山本 やよい早川書房 * * * * * * * * * * 診療所の留守電に「殺される」という女性からの伝言。 不吉な言葉を残し行方をくらました女性を捜して― 友人の医…

鈴木先生

真面目なものは、惨めなだけ・・・? * * * * * * * * * * TVドラマの映画化ということなのですが、 そのドラマは見ていませんでした。 でも、見ればよかったと思います。 このたび長谷川博己さん見たさで視聴。 中学校の国語教師鈴木(長谷川博己…

ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦

フィクションではあり得ない結末 * * * * * * * * * * ヒトラー、ヒムラーに次ぐナチスのナンバー3の男、 ラインハルト・ハイドリヒの暗殺作戦を史実に基づいて描きます。 1941年。 ナチス支配下のチェコスロバキア。 イギリス政府とチェコスロバ…

「妻が椎茸だったころ」中島京子

私が栗だったころ 妻が椎茸だったころ (講談社文庫)中島 京子講談社 * * * * * * * * * * 亡き妻のレシピ帖に「私は椎茸だった」という 謎のメモを見つけた泰平は、料理教室へ。 不在という存在をユーモラスに綴る表題作のほか、 叔母の家に突如あ…

スキャナー 記憶のカケラをよむ男

グズグズ・グダグダの野村萬斎がナイス * * * * * * * * * * ものや場所に残った人の記憶や感情=残留思念を 読み取ることができるという特殊能力を持つ千石(野村萬斎)。 しかし彼はこの能力のために、見たくもない人の醜い面を散々読んでしまい…

「名探偵傑作短編集 御手洗潔編」島田荘司

御手洗・石岡コンビの魅力満載 名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇 (講談社文庫)島田 荘司講談社 * * * * * * * * * * 本格ミステリの金字塔『占星術殺人事件』での登場以来、 難事件をいくつも解決し、相棒・石岡和己とともに、 愛されてきた名探偵・御…

幼な子われらに生まれ

家族のつながりを、真正面から * * * * * * * * * * 中年サラリーマン・信(浅野忠信)は、 妻・奈苗(田中麗奈)とバツイチ同士で再婚。 奈苗の連れ子である二人の娘とともに暮らしています。 信と前妻との間にも娘がいますが、 その子は母親とそ…

青空エール

夢に見合った努力をしているか * * * * * * * * * * 本作は、竹内涼真くん見たさで見ました。 我ながらミーハーな私。 NHKの朝ドラと「過保護のカホコ」に登場する彼の、 同一人物とは思えない演技に興味を惹かれました。 本作はそれ以前の出演作…

「銀の匙 14」荒川弘

待ってました!! 銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)荒川 弘小学館 * * * * * * * * * * 北国から遠く離れた場所でバイトをして過ごす駒場の新たな目標とは!? 御影が挑む畜産大学・推薦入試の模様&結果は!!? 初めての事業として八…

関ヶ原

渋めの歴史ドラマ * * * * * * * * * * 関が原の合戦に至るまでの石田三成の物語。 私、以前は石田三成には好印象がなくて、 どちらかと言えばキライな人物、と思っていたのですが、 昨年NHK大河ドラマ「真田丸」に登場する三成をみて、 なかなか…

ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常

トゲで武装する少女 * * * * * * * * * * ギリー(ソフィー・ネリッセ)は12歳の少女。 身寄りがなく、あちこちの里親の元を点々としています。 というのも、行く先々で問題をおこし追い出されてしまうのです。 確かに、態度が悪く反抗的。 「ここ…

「アンサンブル」サラ・パレツキー

短編も楽し アンサンブル 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕山本やよい早川書房 * * * * * * * * * * 新聞の尋ね人広告をきっかけにヴィクが亡き母親の真実を探る「追憶の譜面」、 売れっ子の女性作家との確執が思わぬ事態を招く「売名作戦」、 行方不明…