本(エッセイ)
ポジティブ * * * * * * * * * * * * * * * * * 失われた体力を求めて―― 大病と化学療法でよろよろの身体、それでも人生は続いていく。乳がんの治療ですっかり体力を失ったキミコさん。ラジオ体操でさえフラフラの状態だが、体育会系編集者…
どんなときでも、書店は行きます。 * * * * * * * * * * * * * * * * * 本屋大賞受賞後、たくさんの書店まわりをして、多くの書店員さんたちに出会った瀬尾さんは気付きます。 「こんなに魅力的で楽しい場所があったのか」と。 そんな書店…
亡き人を想う * * * * * * * * * * * * * * * * * 学者で漫才師(米粒写経)のサンキュータツオによる、初めての随筆集。著者本人の人生をたどり、幼少時から今までの「別れ」をテーマに綴った傑作選。キュレーションを務める「渋谷らくご…
水俣病前夜の風景 * * * * * * * * * * * * 『苦海浄土』の著者の最高傑作。精神を病んだ盲目の祖母に寄り添い、ふるさと水俣の美しい自然と心よき人々に囲まれた幼時の記憶。「水銀漬」となり「生き埋め」にされた壮大な魂の世界。 * * * *…
電車の中でも大丈夫 好きになってしまいました。 (だいわ文庫) 三浦しをん 大和書房 * * * * * * * * * * * * 人気作家のベスト&ロングセラーエッセイ集、待望の文庫化! ミウラシヲンが描く、おおむね幸福な日常とは?期待値を余裕で超えてくる…
戦う勇気ではなく逃げる勇気 文化の脱走兵 奈倉有里 講談社 * * * * * * * * * * * * 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。 「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲ…
自然の営みと人のこと 歌わないキビタキ 山庭の自然誌 梨木香歩 毎日新聞出版 * * * * * * * * * * * * 『西の魔女が死んだ』の著者による大好評のサンデー毎日連載を中心に収録した書籍化第二弾。山小屋暮らしや動植物との出会い、壮大な生命の…
映画をもっと深掘りしたい方に 増補版 九十歳。何がめでたい (小学館文庫) 佐藤愛子 小学館 * * * * * * * * * * * * 本書『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。2016年5月まで1年に渡って…
観光地ではない場所への旅 南鳥島特別航路 (新潮文庫 い 41-2) 夏樹, 池澤 新潮社 * * * * * * * * * * * * 池澤夏樹さんの、「旅」の本です。ただし行く先は、観光地を観光するというのではなくて、「自然よりでしかも体力だけで踏破するのでは…
池澤夏樹さん、北海道の集大成 天はあおあお 野はひろびろ 池澤夏樹の北海道 池澤 夏樹 北海道新聞社 * * * * * * * * * * * * 「北海道新聞」で連載した同名コラムを中心に、2000年以降に発表された北海道にかかわる文章47編を掲載。幼少期の思…
映画作りの実際 スクリーンが待っている (小学館文庫) 西川美和 小学館 * * * * * * * * * * * * シカゴ国際映画祭観客賞・最優秀演技賞〈役所広司〉ほか、国内外の映画賞で高く評価された『すばらしき世界』は、佐木隆三によるノンフィクション…
肩の凝らない日常の話 月夜の散歩(新潮文庫) 角田光代 新潮社 * * * * * * * * * * * * どう工夫してもイマイチな仕上がりになる不得手料理(ポテトサラダ)に頭を悩ませ、 近所では入手困難なご当地調味料に胸をときめかす。なぜか調理前が高…
自然と向き合って やがて満ちてくる光の (新潮文庫 な 37-16) 梨木 香歩 新潮社 * * * * * * * * * * * * 作家として、旅行者として、そして生活者として日々を送るなかで、感じ、考えてきたことーー。読書に没頭していた子ども時代。日本や異国…
節ねえの闘病記 介護のうしろから「がん」が来た! (集英社文庫) 篠田 節子 集英社 * * * * * * * * * * * * 直木賞作家として第一線で仕事を続けながら、認知症の母親を自宅で介護してきた著者。症状が進行し介護施設に入所させた直後に、自身の…
一介の人々の生き様を聞く イリノイ遠景近景 (ちくま文庫 ふ-54-2) 藤本 和子 筑摩書房 * * * * * * * * * * * * 刊行後即重版! 名翻訳者による、どこを読んでも面白いエッセイの傑作。 近所のドーナツ屋で野球帽の男たちの話を盗み聞きする、…
様々な人の生き様が共感を呼ぶ イリノイ遠景近景 (ちくま文庫 ふ-54-2) 藤本 和子 筑摩書房 * * * * * * * * * * * * 刊行後即重版! 名翻訳者による、どこを読んでも面白いエッセイの傑作。 近所のドーナツ屋で野球帽の男たちの話を盗み聞きす…
エッセイかと思えば、底知れぬ迷宮 ひみつのしつもん (単行本) 岸本 佐知子 筑摩書房 * * * * * * * * * * * * 頭くらくら、胸どきどき、腰がくがく、おどる言葉、はしる妄想、ゆがみだす世界は、なんだか愉快。 いっそうぼんやりとしかし軽やか…
「おじさん」の効用 金曜日の本 (単行本) 吉田 篤弘 中央公論新社 * * * * * * * * * * * * 仕事が終わった。今日は金曜日。明日あさっては休みで、特にこれといった用事もない。つまり今夜から日曜の夜まで、子どものころの「放課後」気分で心…
コロナ禍の中で たちどまって考える (中公新書ラクレ) ヤマザキマリ 中央公論新社 * * * * * * * * * * * * パンデミックを前にあらゆるものが停滞し、動きを止めた世界。17歳でイタリアに渡り、キューバ、ブラジル、アメリカと、世界を渡り歩い…
自虐ネタ満載。けど、お尻の話はしんどい。 風と共にゆとりぬ (文春文庫) 朝井 リョウ 文藝春秋 * * * * * * * * * * * * 『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈のデビューを飾り、『何者』で戦後最年少の直木賞受賞作家となった著者が、「ゆとり世…
なんてユニークな姉妹 姉・米原万里 (文春文庫) ユリ, 井上 文藝春秋 * * * * * * * * * * * * アレルギーを起こすほど卵好き、お便所に三回落ちたなど、「トットちゃんより変わっていた」伝説のロシア語会議通訳、米原万里。プラハでの少女時代…
文系でも科学は面白い 科学する心 池澤 夏樹 集英社インターナショナル * * * * * * * * * * * * 大学で物理学科に籍を置いたこともある著者は、これまでも折に触れ、自らの作品に科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべ…
ミステリの中に埋もれている謎 謎物語 (あるいは物語の謎) (創元推理文庫) 北村 薫 * * * * * * * * * * * * 子どもの頃に読んだ童話や昔ばなしに、スクリーンに映し出される奔馬の姿に、『吾輩は猫である』の一文に―本格ミステリをこよなく愛す…
アクティブな作家! なんでわざわざ中年体育 (文春文庫) 角田 光代 文藝春秋 * * * * * * * * * * * * 走ることも、汗をかくことも嫌い。嫌いだと自覚しているからこそ続けられることもある。インドア作家が43歳でフルマラソンに出場。ボルダリ…
いい感じに気の抜ける本 お友だちからお願いします (だいわ文庫) 三浦しをん 大和書房 * * * * * * * * * * * * 本書はふだんよりも、よそゆき仕様の一冊である(自社比・本人談)!―そうは言ってもボウリング、国際交流、とっさの一言といったさま…
相手にとどめを刺しちゃいけません 東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫) 遥 洋子 筑摩書房 * * * * * * * * * * 教授は言った。「相手にとどめを刺しちゃいけません。あなたはとどめを刺すやり方を覚えるのでなく、相手をもてあそぶやり…
インパクトのある言葉の数々 絶叫委員会 (ちくま文庫) 穂村 弘 筑摩書房 * * * * * * * * * * 町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。突然目に入ってきた「インフルエンザ防御スーツ」という巨大な看板、電車の中で耳にした「夏…
その映画、見てない・・・ * * * * * * * * * * 映画の話をしているはずが、いつのまにか自分たちの何かを語ってしまっている。「ねえねえ、あれ観た?」「うわー、それ観たい!」映画と物語をこよなく愛し、生活に不可欠なものと断言する仲良しの女…
豪華著者陣で贈る、大盛りカレー アンソロジー カレーライス! ! 大盛り (ちくま文庫) 杉田 淳子 筑摩書房 * * * * * * * * * * 鼻をくすぐるスパイスの香りと、舌にピリリと残るほど良い辛さ―老若男女に愛される"日本人のソウルフード"カレーライ…
言葉の達人 ねみみにみみず 越前 敏弥 作品社 * * * * * * * * * * 翻訳家の日常、翻訳の裏側。迫りくる締切地獄で七転八倒しながらも、言葉とパチンコと競馬に真摯に向き合い、200冊を超える訳書を生んだ翻訳の巨人。知られざる生態と翻訳哲学が…