つれづれ映画日記・読書日記

日々の映画鑑賞や読書の感想を綴っています

ソウルメイト

BL…? いいや、そうじゃない。

物語はドイツから始まります。
大学生、鳴滝琉(磯村勇斗)が、幼馴染・澄子(橋本愛)の留学先、ドイツに来ているのです。
実は彼は意図せず親友の人生を壊してしまったと思っていて、一時、ここに逃げて来ていたのでした。

しかし罪悪感からは逃れられず、教会の懺悔室に入ります。
そこで火災が発生し、巻き込まれそうになったところを、韓国人、ファン・ヨハン(オク・テギョン)に助けられます。
ヨハンは韓国のボクサーで、幼いころ親を失い、妹のスアと二人で生きてきました。
しかし、お金のために裏社会と関係してしまっていたのです。

 

ドイツで知り合った二人は、数年の後に日本でともに暮らすようになります。

しかし、ある事情でまた離れ離れに…。

 

美しい物語です。

いや、きれいすぎるかもしれません。
この二人に肉欲は全く感じられないのです。
友情? 愛情? 友愛か。
そう、まさに「ソウルメイト」なんですね。
そうと呼ぶしかない。

 

冒頭のエピソードにもあるように、本作のBLにおわせに対して、結局肩透かしのようなストーリーに、もやもやする方も多いかもしれません。

私は逆にこの青年二人には、アロマンティックとかアセクシュアルというものを感じました。
(作中だけではどちらとも判明しないのですが…)。

たとえなんであろうとも、それでも互いに信頼できて、共にいると安心するような、そんな関係はあり得るのだといっているのかもしれません。

それは両者が考え、納得できればそれでいいわけで、はたのものがあれこれ邪推し、型に当てはめようとする必要もないわけです。
そういうことを言いたい作品なのかなと、私は思いました。

こんなこと、実際にはまれなのかもしれないけれど、だからこそ美しい。

 

それにしても、ドラマだから仕方ないけれど、あまりにも「不幸」が多すぎる。

私は、澄子と琉の友人である精一(古舘佑太郎)のハッピーなシーンを見たときに、ものすごーく嫌な予感がしてしまったのですが、それはまさしくでした…。
見ているのもちょっとキツかった。

そしてまた、ヨハンが背負った運命のこと。
脚本家はあまりにもいじわるです。
ここまでヨハンをいじめなくても…。

けれど多少の時の流れは、二人の「ソウルメイト」の絆を断ち切ることはないということか。

琉が介護の仕事に就いていたことが最後に意味を持ちそうなのですが、これは伏線なのかな?

 

ヨハンを演じたオク・テギョンさんが超絶ステキです♡

少し調べたら、「グランメゾン・パリ」に出ていた…?! 
もう一回見ようかしら…。

 

<Netflixにて>

「ソウルメイト」

2026年 配信連続ドラマ(全8話)

配信:Netflix

監督・脚本:橋爪駿輝

出演:磯村勇斗、オク・テギョン、橋本愛、水上恒司、イ・ジェイ、
          古舘佑太郎、安田顕

友愛度★★★★★

満足度★★★★☆